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体罰を考える [コメント]

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スポーツ界で、体罰の問題が、毎日の様にニュースで話題となっています。
以前の記事でも、この体罰問題について、少し触れたことがあります。
その記事はこちら

私がここで体罰という問題に関して、善悪を問う記事を書くつもりはありません。

現実として、スポーツという一つのコミュニティにおいては、厳しい指導が行われることが不可欠なケースもあることも否定できません。
しかし、誰でも指導者という立場の人間から体罰を受けて、いい気分でいられる人間なんているはずはありません。スポーツを知る人、昔の指導を受けた人から良く聞かれる言葉ですが、
「昔は、体罰なんて当たり前だったんだけどなあ」。。。

それも一理あると思います。

そういう厳しい状況下に耐えながら、目標に向かって一心不乱に練習に取組むことで、逆境をもろともせず、ここ一番のチャンスを掴む精神力が養われるという考え方もあると思います。

仮に軍隊(自衛隊)に置き換えた時、体罰は存在しないのでしょうか。
ある軍隊で、体罰を問題としたニュースが取り上げられた時、どの様な捉え方をされるでしょうか。

軍隊は、命を懸けなければいけない任務。
スポーツの世界とは少し違うかもしれませんが、軍隊的な組織づくりが、スポーツだけでなく、教育の場においても主流だったことは、歴史的には否めません。

近年、その考え方が大きく変わって来ている要因と、体罰で大きな問題を招いてしまう原因は、こうであると私は考えます。

一言で言えば、指導者と指導を受ける側の指導者という定義のギャップです。

つまり指導者側が、指導を受ける側の視点や考え方に大きな変化が起こっているにも関わらず、その変化に対応出来ていないことが原因だと思うのです。

学校教育で体罰などあり得ない現代の教育システムの中で、スポーツに取組む時だけ体罰を受けることなど、指導を受ける側にとって、理解出来る筈がないのです。
それを、強いチームを作り上げて来た実績のある指導者が、昔と同じやり方で指導するという考え方がフィットしないだけなのです。

良い指導者、特に学生スポーツにおいては、厳しい指導を行うことで生徒達が良い成果を出せる様、導く優秀な指導者も多くいると思います。
この「厳しさ」を近代的に変化させて、指導をしていける指導者とならなければいけない時代となっていることに対応出来れば、まだまだ日本のスポーツ界も、世界的な有名選手を産み出すことが、出来るのではないでしょうか。

長く書いてしまいましたが、この映像を見て、いつも心が熱くなる私は、昔の人間なのかもしれません。




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